【韓国】スンシル娘だけじゃない…仕事できない、コネ入社の実態


朴槿恵大統領が現職大統領では史上初となる事情聴取を来週に控えるなど、チェ・スンシル氏の国政介入疑惑を発端とする韓国の混乱は収まる気配がありません。
今日のニュースではスンシル氏と同大統領側近2人が職権乱用で起訴されたと報道されました。

この混乱の中でスンシル氏の娘のチョン・ユラ氏にも裏口入学などの不正が明るみになっており、韓国の若者の怒りの火にさらに油を注ぎ込む形となっています。
今回の事件により、ニュースで韓国の裏口入学やコネ入社の事例が多数例示されていましたが、彼女だけではなく、韓国では大企業や公務員を中心にかねてからコネは横行していました。

◆チェ・スンシルの娘のために…

ユラ氏は乗馬を習っていて、2014年の仁川アジア大会ではアジア大会の馬術競技で優勝していました。
その金メダルを面接官に見せるだけで、名門の梨花女子大学の特待生として入学することができたと言われています。

これだけなら単なるスポーツ推薦に見えますが、金メダルを取ったのは願書締め切り後。
しかも乗馬が推薦入試の対象と決められたのは、このわずか1年前のことと、まさにユラ氏が入学するのを前提としており、この裏口入学に当然学生たちは抗議デモを行い、総長は辞任しています。

母スンシル氏の政界介入疑惑を起点に、ユラ氏も学生などから裏口入学を糾弾され、すでに同大学に退学届を提出していますが、韓国では親の権力が子供の学校や就職先にこれほどまで大きな影響を与えるとは思いもよりませんでした。

韓国では親の資産で金、銀、銅スプーンと分け、それにも入らない最下層の場合は泥(土)スプーンと呼んでいるそうです。おそらくインドで言うカースト制度みたいな制度でしょう。

◆縁故採用するために33人を解雇

ユラ氏の不正入学に関連して、ニュースモーニングショーで韓国のコネ採用の実例を挙げていました。

例えば、鉄道公社に縁故採用された4人の社員が、同じ会社に妻4人、親戚9人を採用したいと言い、その鉄道公社は妻と親戚を採用するために縁故採用ではない33人の社員を解雇したとありました。

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また、韓国の自動車メーカー大手の起亜自動車では、1次試験の書類選考の4分の1にコネ枠があり、さらにコネ枠の就活生は、2次試験の面接(70点)+筆記試験(30点)において、面接で5%の点数がされるよう、労働組合が要求し、成立したとあります。
ここまでコネ採用が露骨だと、どんなに勉強しても就職に有利な資格を取得しても無力に思えますね。

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◆日本でもコネが横行

ニュースであまり取り沙汰されていませんが、日本でも企業や公務員で縁故採用が少なからず存在しています。
信じたくなりありませんが、公務員の7割以上は選考採用と呼ばれる試験によらない面接などで採用されるという話もあります。

実際に、2007年には大分県小学校教員の採用試験で、校長が自分の長男と長女が合格するよう、元同僚(教頭)や県教委参事に金券で依頼し、合格させた事件で、教育関係者がぞろぞろ逮捕された事件がありました。

朝日新聞によると2007年度の最終合格者41人のうち、約半数に口利きがあり、1次と2次の合計合格ライン620点になるように加点し、ひどい例では400点台で合格させた受験者もいたと言います。

さらに、加点だけでは全体の平均点が高くなって怪しまれるのを避けるために、合格ラインを少し上回っていた全うな約10人の受験者の点数を減点する調整を行ったそうです。

これは事件となり逮捕者まで出ていますが、これは氷山の一角で、私たちの知らないところでコネ採用は横行しているのでしょう。

◆実力本位の社会へ

今回のユラ氏の不正入学が明るみになったことで、日本でもコネ採用がより問題を見直す機会になればいいと思います、

一般的には、コネ採用で入社した新入社員よりも厳しい就活戦線をくぐり抜けて選ばれた新入社員の方が能力は高いはず。
会社や役所の将来性を考えるならどちらを優先して採用すればいいのかは自ずとわかるのではないでしょうか。

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