日本もヤバイ!韓国の若者が直面する就職難の理由とは


◆お金がないからすべてを諦める。「ヘル朝鮮」

朴槿恵大統領の親友であるチェ・スンシル氏の国政介入を発端に、同大統領政権の混乱が連日報道されています。
そして、今日も若者を中心にソウルやテグなどで激しいデモが行われていますが、韓国の若年層は朴槿恵政権の腐敗だけに怒りを覚えデモを起こしているのではなく、近年同国のスラングとして流行っている『ヘル朝鮮』がいつまで経っても改善しないこともデモの背景にあると考えられます。

◆超学歴社会のはずなのに…

ヘル朝鮮とは、20~30歳代の韓国の若者たちが[韓国社会の生きづらさを「地獄 (Hell) のような朝鮮」と自嘲するために使うスラングです。日本のニュース番組でも何回か特集しているので、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

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韓国では大学受験の日を「人生を左右する1日」と言い、今日も受験会場に遅刻しそうな学生を警察が車やバイクで送ったり、後輩が応援を送る姿が報道されていました。

しかし、近年は難関大学に入学できても仕事がないという状況で、韓国紙東亜日報によると2014年度の就業率は文系が42.1%というリーマンショック直後の日本の大学生の就業率をも大きく下回る数字を示しています。

◆縁故採用などが蔓延る現実、親の経済力も影響

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なかなか就職に結びつかない背景としては、サムスンや現代自動車、LGなど韓国を代表するグローバルメーカーが生産拠点を国外にシフトし産業が空洞化しているほか、やはりこの手のグローバルメーカーや公務員では縁故採用が強く、公務員の場合は1人が採用されると一族郎党就職に困らないとさえ言われています。

また、韓国の大学生もグローバルメーカーなど大手企業や公務員などへの求人に集中し、一方で中小企業(基本的に大手企業より待遇面や福利厚生は良くない)には一切見向きもしないなど雇用のミスマッチも就職率の低さに直結しているといえます。

さらに、良い大学に入学し、一流企業や公務員として就業するには、外国語高校や科学高校など国内でも優秀な生徒が集まる特性化高校に入学する必要があり、幼稚園や小学校から塾に通わせることができる親の経済力にも左右されるのです。

同大統領政権も上記の問題に手をこまねいているわけではなく、青年失業問題解決に向け、解雇条件の緩和や賃金ピーク制を導入して35万人以上の雇用創出を目指す労働改革法案や指針を打ち出しているほか、輸出・製造業頼みの経済構造を変えるため、サービス産業発展基本法案で規制緩和を進め69万人の雇用を作るとしているが、野党の反対で進捗は思わしくないそうです。

◆明日は我が身

上記でヘル朝鮮下の就職難に一通り触れましたが、日本も対岸の火事では済まない問題だと私は懸念しています。
自分次第だと信じたいですが、日本でもやはり高偏差値を誇る大学生のほうが大企業に入社でき、国家および地方公務員になれる可能性は一般的に高いですし、高校卒業や低い偏差値の大学ではなかなか待遇のいい職に就くことはできないのが現実です。

今の日本は韓国ほど熾烈な受験戦争が展開されていないですが、日本も韓国と国の構造が似ており、大企業と中小零細企業の格差は増すばかりでその大企業も韓国同様に国外シフトが進んでいる、一部の大企業では縁故採用枠があるなど共通点は多いと思います。共通点が多いからこそ、何かのきっかけで韓国と同じように『ヘル日本』になるような気がしてなりません。
若者搾取型の税金や保険の構造を今一度考えなおし、投資を始めるなど、自分自身で難局を乗り切る行動力が必要ですね。

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